交渉の基本!!下手に出る必要なし!!

Mr.X

先日こんな出来事がありました。

急遽ある場所の取材をすることになって、オーナーさんに電話連絡を取ると『○○店で対応します』とのことで、その『○○店』に向かうと、年配の店長が出て来て『何だ?』『どこの誰だ?』『どんな内容だ?』『書面で出せ!』『時間はどのくらいかかるんだ?』などなど、とにかくいろいろと注文をつけてきた。

ディレクターが『オーナーに話が行ってる筈』と言っても『オーナーはオーナーで現場は俺が仕切ってるし、俺は聞いてない』と、どうも頭の固い人のようで、撮影が始まらないでいました。
その場でオーナーに電話しても、その人は『わかりましたこちらで対応させてもらいます』などと言って、結局事態は好転しないままです。

ディレクターは若くて、自分の作品の構成上どうしても撮影がしたいし、その場で書面を書きます!なんて言っていましたが、どうも相手の態度が気に入らない技術陣(カメラマン・音声さん・アシスタント)は面白くない表情なんですね。

やっとの事で書き上げたディレクターの書類も、何やら添削しながらブツブツ小声で読み上げているし、動きも無いので『わかりました。もう結構です。最後に名前を教えて下さい。担当者のこういう扱いで撮影が出来なかったと報告させてもらいます』と言った所『ちょっと待ってよ。撮影させない訳じゃないよ』と言って来まして、それでもこちらも頭に来てましたから『いや、いいんですよ。もう結構です。さぁ帰ろう!』と機材を片付け始め、ディレクターに『名前だけはしっかり聞いておけよ』と怒ったように念を押すと『いいよ撮影しても、どうぞ』などと言って来まして、さっきの態度は何だったんだ?と思う結果になりました。

取材が終わってオーナーにお礼の連絡をすると『あいつ駄目だろ?』って言っていたらしく、みんなから嫌われているようなんです。
『いつか使えるようになるかも?』という気持ちで置いているようですね。

ま、今回の件で若いディレクターも『交渉』について学ぶ所があったと言うし、結果オーライ的な取材でした。
無駄な人って意外にいないね。何かしら勉強になるようです。

こんなことで勉強したくないけど。

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