プロモーションビデオの影響か???
最近の動画作品は映像が始まると同時にBGMが流れ、その音楽に合わせて風景が変わっていくように出来てませんか?
まるで音楽(BGM)のために映像があるような感じの作品です。
音と映像の関係について皆さんはどう考えていますか?
音に負けない絵(映像)があればいいのでしょうが、基本的に音の方が影響力があるのではないでしょうか?
なぜなら映像は画面という枠内でのみ有効で、ハイビジョンへの移行で映像がきれいになり引き込む力が上がっても、広がりを持つ音のアピール空間に比べたら狭い範囲と考えられるからです。
つまり『映像は中へ!音は外へ!!』ということになり、この二つがバランスよくミックスされているとお互いが印象に残る結果となるのではないでしょうか?
画面にシンクロ(一致)した音を考えてみます。
アナウンサーがニュースを読んでいる時、口の動きとコメントが食い違っていると違和感がありますよね。いっこく堂さんの遅れて伝わる?腹話術とか一昔前の衛星中継のような感じです。音楽番組なんかも、自分の好きなアーティストが熱唱していれば集中して見ちゃいますが、これも口の動きと音が違えばどうでしょう?
このような『リップ・シンクロ』の他に、小鳥の鳴き声や風の音、川の流れや波の音など、風景に一致した音を考えて、作品を仕上げるといいのではないでしょうか?
プロモーションビデオでは、Michael Jacksonさんの『Thriller』が有名ですが、音楽ビデオであるにもかかわらずドラマ性が強く、映像も音楽も印象的でした。特にMichael Jacksonさんはダンスが有名ですから、音楽だけでは伝わらない自分の『売り』を、ビデオをうまく使ってプロモーションしたんでしょうね!