中継での名前スーパー処理!! 攻めのカメラワーク
先日藤枝でPK選手権大会が行われたのです。
フィールドで行われていたPKも熱戦でしたが、会場前に並んだ露店も食欲を誘ういい香りで、
来場者を魅了しておりました。
その模様は中継されたのですが、ゲストの名前スーパーがテンヤワンヤで、ゲストがワンショットになって名前スーパーが入ったと思ったら、カメラマンが司会のコメントに合わせてカメラを横に振ってしまい、横のゲストワンショットになったので前の名前スーパーが消えて、次の本来のこのゲストの名前ースーパーが入ったのですが、すぐにカメラは2ショットになり、2ショットにゲストの名前スーパーが掛かっている状態になっておりました。
このような中継でカメラマンをやる場合には、スーパーを気にして『どんなスーパーが入るのか?』
通常であれば
『司会者スーパー』
(これもワンショットなのか?2ショットなのか?2ショットの場合は、左右:業界では上下(かみしも)の立ち位置を確認)
『場所スーパー』
『ゲスト名前スーパー』
(1ショットスーパーなのか?2ショットスーパーなのか?2ショットの場合は、左右:業界では上下(かみしも)の立ち位置を確認)
『今後のスケジュールスーパー』
(とりきり:中継の映像が必要ないのか?中継の映像の上に掛けるスーパーなのか?)
(全面:画面全体に文字が入る物か?画面の一部に文字が入る物なのか?)
など、どんな場所にどんな具合に入るスーパーがあるのか確認し、カメラマンは中継で『先攻』して、その映像を撮るようにすると、カメラワークが楽になると思います。
自分がハンディカメラをやっていて、ゲストの紹介スーパーが入るけど、どのタイミングで入れるのだろう?司会は順番どおりに紹介してくれるのだろうか?スーパーを入れる人(スイッチャー)も、どこで入れればいいんだろう?と、すべてが『向こうからチャリンコで向こうから走ってきたおばちゃんを避ける状態』になってしまいます。
カメラマンとしていい常態でカメラワーク(カメラを振りたい)と思うのであれば、カメラマンが現場の主導権を持って、ここで『名前スーパー』という映像を先に先に撮ってやって、スイッチャーに入れさせる(スイッチャーを手玉に取る)工夫をすることが大事かと思うのであります!