前振りが無駄になる!!
取材が本格的に始まる前に『紹介』的な部分となるのが『前振り(フリ)』というもので、
スタジオでのVTRフリが『前振り』になったりVTRの冒頭部分についていたりします。
実際の撮影でも『では、前振りから行きましょう!』などと言って、
『今日は浜松にやって来ました。浜松と言えばうなぎ!どんな美味しい料理が待っているんでしょうか?早速行ってみたいと思います!』とか、別の取材では『今日ご紹介するのは、こちら』などと言って、満を持した商品の披露となるわけです。
しかし、それに続く場面で淡々と事が運び過ぎるとせっかくの『前フリ』が台無しじゃないですかっ!
例えば、
『今日は浜松にやって来ました。浜松と言えばうなぎ!どんな美味しい料理が待っているんでしょうか?早速行ってみたいと思います!』
の続きが
『では早速いただきます。○○旅館の女将さん、○○さんです。これは何ですか?』って変じゃない??
これは『段取り』だけが頭に入っちゃってるので、物語の進行を無視しちゃってるんですね。
その場面では『女将さん』を紹介しないといけないので、そればかりに気をとられて事前に『料理を楽しみにしている』感じをかもし出していた体(てい)を忘れてしまったのでしょう。
ラジオやイベントと違ってテレビはブロック撮りが多いですから、前の部分がどんな雰囲気だったのかとか、どう続けて話を進行していこうか?など演出や構成を覚えておくことが大事かも知れませんね。
そうしないとせっかくの『前フリ』が『振り逃げ』状態になってしまうようです。