三脚・ビンテンとサクラの場合!!
プロダクションの三脚はビンテン(vinten)とサクラ(ザハトラー)なんですけど『sachtler』書いてあるのでサクラと呼ばれています:sachtler)があって、どちらを使ってもいいのですが、皆さんはどちらが好きですか?
ビンテンは『イギリス製』でサクラは『ドイツ製』です。
その他の違いとして、ビンテンは軽くてパンやティルトの操作具合は無段階調整が出来ます。
サクラは重くて、持ち運びがビンテンに比べるとやや不利かな?と思えます。パンやティルトの操作具合は数値で決まっていて、微調整(微調)が出来ません。
こう書くとサクラが駄目っぽいんですが、自分は『サクラ派』なんです。
重くて安定しているので、主に三脚を運ぶアシスタントさんには悪いのですが、なるべくならサクラでお願いしたいです。
操作具合の調整もパンが『3』でティルトが『4』ぐらいと決めているので、そこから前後『1~2目盛り』調整するだけで、すぐに撮影に入ります。
微調整が必要な時もあるとは思いますが、基本的にはそんなの『気の持ちよう』じゃないかな?と思うんです。
いくら微調整しても自分の力の入れ具合じゃん!
それよりも『いつも自分は横3縦4で上手くいっているんだから今日もそれでいいはず!』という自己暗示のほうに重点を置いています。
上下に振れる範囲もビンテンの方が広いようなんですけど、真上とか真下ってあんまり撮らないしなぁと、その部分は最初から比較の要素に入れてませんから、そりゃ広い方がいいと思う人は、間違いなくビンテンでしょう。
ここでの選択は、自分にとってどちらの方が操作しやすいか?という思いでしか選んでいません。
カメラマンの腕前も三脚に左右されることがあるので、持ち道具は慎重に考えたいですね!
足の長さ(高さ)を決めるロックがビンテンの方が甘くなりやすいと思います。
助手がいないときは軽いビンテンと使い分けていますけどね。
私が助手の頃、ドラマの撮影になるとサクラの三脚を指名するカメラマンが多かったですね。カメラマンになった今は、使い勝手でヴィンテンでしょうか。確かに足のロックは、ヴィンテンの方が甘いですね。
masa70さん 書き込みありがとうございます♪
やはりサクラはドッシリとしていて、落ち着いた撮影に向いているのかも知れませんね。
報道の現場では軽くてすぐにセッティング移動の出来るヴィンテンが大流行のようです。