ある程度慣れてきたカメラマンが引っ掛かるワナ!!

 4:3だったり、最近では16:9だったりするのですが、カメラの撮影できる範囲がビューファー(ビューファインダー)を覗かなくても判断できるようになると、カメラマンも次々と絵が撮れるので、面白くてたまりません!

 これは、撮影可能な範囲が『目で見るだけ』で判ってしまうので、自分も、見た物見た物にカメラを向け、自分が体得した『技』を確認したものでした。

 そんな時期だからこそ『待てない撮影』になってしまいがちです。

 次の絵が見えちゃうもんだから、本当はもうしばらく撮影していればいい絵になりそうなのに、待てずにカメラを振ってしまったり、次の絵を撮ってしまったり!

 もうしばらく『止め』が必要なのに、我慢できずに次の絵を探したり♪

 結果、撮影した物を見ると、あわただしさが感じられる映像の数々が撮影されています。

 何でこんなに急いでるの?と、見る人が見ると判っちゃうもんですね。
 
 角度の違う絵や現場で絵をいっぱい拾ってくるのは、無い事を考えると、いい事なのですが、使える絵が一枚あればいいのに、使えそうもない(意味をあまり感じられない・物語の方向性に関係が無い)絵が何枚あっても、時間も手間も無駄になるだけですね。

 それでもカメラマンとして、そういう時期もあるようですから、早く気づいて一歩抜け出すことが大事だと思われます。

 

 山頂に雲が掛かった富士山も、良いのか悪いのか?頭を雲の上に出し♪じゃなかったっけ?
 これじゃ、頭は雲の中にあり♪じゃん!

 

流れる自分の血を撮る?

カメラマンが自分の流れる血を撮るっていうと、戦場カメラマンが流れ弾で負傷して、落としたカメラに自分が写るというまさに逆タリーな感じもしますが、自分の場合は、健康管理の情報番組で、大学の研究所にお邪魔した時の話です。

『ドロドロ血』というのご存知でしょうか?

コレステロールやら何やらの問題で、血管が詰まる原因にもなるらしいドロドロした血なんですけど、その取材にリポーターと行きまして、女性リポーターの採血した血を検査装置にかけてみた所、スイスイ流れまして「ドロドロ血だったらどうしようぉ~」なんて怯えていた顔がすっかり晴れ晴れした表情になったんですね。

ここでディレクターが、ドロドロした血が撮れないと・・・と、自分も採血して臨んだわけです。徹夜続きで、食事時間も不規則だからドロドロじゃないかな?なんて言っていた割には、スイスイ流れちゃうんです。

意外とこの男、タバコは吸わないは偏食は無いはで、バランスの取れた食生活であることも判明しちゃうんです。

おいおい、という所で、自分の出番になり採血してみると、これが見事なドロドロ血という訳で、撮れてよかったのか悪かったのか?

検査装置の血管に見立てたスリットに絡まる血液内の塊を撮影しながら「そんな所で止まるなよぉ」と、自分の食べず嫌いを恨むのでした。