集中するとどうなるの??
よくバレーボールの試合などで選手同士が『集中!集中!』などと言っていますが、集中するとどうなのでしょう?
カメラマンも取材の時はかなり集中しています。
1台で撮影する時は、演者の動きやコメントはもちろん、サイズやカメラワーク、画面の外で何か動きは無いか?など、画面に集中しているわけではなく、撮影に集中していると言っていいのかも知れません。
画面に集中していては、何か動きがあった時に対応できないですからね。
映画屋さんやキッチリカメラ割をして撮るカメラマンは違うかも知れませんが、普段の取材ではビューファーの中だけに注目することはありません。
じゃ『集中』って何なんだ?と思った時に『見逃さないこと、聞き逃さないこと』ではないか?と思います。
『もれなく拾う努力』が集中なのかも知れません。
では集中するとどんないいことがあるのか?
つまり『見逃さない、聞き逃さない』とどんなことが出来るのか?これは『先を読むことが出来る』ことに繋がるような気がします。
勉強でも集中して全部覚えるのではなく、集中して勉強すると『あ、ここ大事だな』とか『これテストに出そうだな』とか先が読めるようになるのではないでしょうか?
取材の現場は短時間でもかなり集中していて、それがすべてのスタッフがいっせいに同じ緊張感を味わう感じがして連帯感があるように思います。
これが2台3台で撮影する時などは、あのカメラはこう撮ってるからこっちのカメラはきっとこう撮ってる、だからこう撮ろうと、より広い範囲を集中して見ることになり、台数が増えると緊張感も増す感じです。
注目する範囲は大雑把に言うと、カメラマンはカメラマン(自分)を含め、ディレクターと演者を視界に捉えている感じです。
音声さんはカメラマンが何を撮っているのか?を含めて見ないといけないので、自分を含め、カメラマン、ディレクター、演者とカメラマンより視野が広がります。
照明さんも自分より前方にいる音声さんカメラマン、ディレクター演者を見ていて、もちろん自分も含めてその視界に納めているはずです。
さらにそのすべてを見ているのがアシスタントということになり、アシスタントは滅茶苦茶広い視野が必要ということになりますね。
だからアシスタントの仕事ってかなり重要だと思います。
皆さんがんばって下さいね!
遅くまでご苦労様でした。
そうなんですよね!最終的にはいかに伝えるか、伝える事が出来るか。
ですよね!
観察力と表現力(画面構成・演出・技術を含む)がカメラマンの力量と言えますね。