津波にご用心

南米のチリ沖で2月27日発生したマグニチュード(以下M)8.8の地震で、日本にも津波警報が出された。

これまでに観測されている最大規模の地震は、同じく南米のチリ沖で、昭和35年(1960年)5月22日に発生したM9.5。
この時は、地震発生から約22時間半後の5月24日未明に、三陸海岸沿岸を中心に最大で6メートルの津波が襲来し、142名が死亡した。(参照

1960年チリ沖地震での津波到達時間(数字は時間)

1960年チリ沖地震での津波到達時間(数字は時間)

今回の地震も三陸地域を中心に岩手県の陸前高田市で最大1.9メートルの津波が襲った。
幸い人的被害はなかったものの、漁業を中心に少なからぬ被害が生じた。

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これから次第に暖かくなり、水辺に接する機会も多くなると思うので、地震先進県とされる静岡県に住む私が、ドキュメンタリー等の取材で学んだ津波に対する対応策をご紹介します。

事前対策

ニュースはラジオでもいいので1日2回は聞くようにする。
海に遊びに行く際には、高台や津波避難ビルを確認しておく。
サンダル以外にも全速で走れるクツを用意しておく。

は海外で起きた地震による津波が、早ければ数時間後に日本にやってくる可能性があるからで、できれば携帯ラジオの携行をオススメします。
は津波避難警報が出された際に、事前に避難場所を知っておけば、パニックにならずに落ち着いて迅速に行動できます。
は人ごみで混雑した中を素早く、かつ怪我をせずに避難できます。

津波避難警報発令後

避難命令には素直に従う。
非難にはできるだけ車を使わない。
車で動けなくなった時には、車を捨てて急いで高台(又は津波避難ビル)に非難する。

以上はパニックを避け、多くの人が助かるのに非常に重要で、起きなくても良い怪我などの被害を防ぎます。

津波は今回でも示されたように、第一波よりニ波三波の方がより高くなる傾向があります。
何より怖いのは寄せ波より引き波です。
パプアニューギニアで起きた大津波地震での取材で、病院に運ばれた人の大多数が、ヒザ下を折るなどの怪我をしていました。

これは、波が押し寄せた後、さらった大量の建材資材などを海側に戻し、その資材などがヒザ下を直撃したからです。

とにかく、揺れたら高いところに非難する。

海や、海に近い川辺に出かけるときには是非とも心がけてください。

新型インフルエンザ予防法第二段

風邪をひきやすい季節になりました。
そこで前回に続き、新型インフルエンザの予防法第二段をお届けします。
この対策で新型インフルエンザから身を守り、この冬を乗り切りましょう!
日本医療学会(新型インフルエンザ豚由来A(H1N1)型)
シリーズ第1回分かり易い新型インフルエンザ「うつらない」「うつさない」予防法(pdf)より(一部改編)

1.「新型インフルエンザの感染経路はどこから?」
◎経路として、くしゃみ、咳、会話等で口、鼻からの飛沫を吸い込むことにより感染することが一番多いです。
一般的に咳くしゃみによる気道内液の飛沫距離は1mから2mといわれています。
◎飛沫ウイルスが手指に付着し、これを介して眼,鼻,喉などの粘膜から感染することがあります。
※インフルエンザウイルスの寿命は手指では数時間といわれています。

2.「予防法はあるの?」
「うつらないため」、「うつさないため」の予防法の2つがあること是非を知ってください。
新型インフルエンザにも、一般的なインフルエンザと同様の感染予防対策が有効です。
予防法には大きく3つの具体的方法に分けられます。

  • 「マスク着用」・・・うつらない為。うつさない為。
    感染者から飛散した呼吸器飛沫による感染予防
  • 「咳エチケット」・・・うつさない為。
    咳、くしゃみの時、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、周囲の人から顔をそらす。
    使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる。その後すぐに手洗いをして下さい。
    手洗い前は不用意に周囲に触れないようにしましょう。
  • 「頻繁な手洗い・消毒、うがい」・・・うつらない為。うつさない為。
    手指等に付着したウイルスからの感染を予防します。

3.「正しいマスク着用、手洗い、うがい方法はどのようにするの?」
1)マスク着用
◎すき間が無いように顔の皮膚と密着させるように着用してください。
◎鼻孔が露出したり隙間があったりすると予防になりません。
(ウイルスの除去率はそのままに、マスク装着による呼吸苦を軽減させるよう改良されたマスクのも発売されています。)
◎使用したマスクには、装着だけでなくはずし方、廃棄にも注意が必要です。
(廃棄するマスクには、感染力を持ったウイルスの付着が考えられます。正しいマスクの着脱方法について、詳しくは下記ホームページを参照ください。)
正しいマスクの着脱方法(厚生労働省)

「マスクの種類・選び方」
◎マスクの材質は不織布(ふしょくふ)製のものが良いと思われます。
◎「マスクはしっかりフィットさせる」ことが何より大切です。
◎不織布のマスクを鼻・口周囲にぴったりとつけられる大きさのマスクを選ぶことが、予防効果をあげます。
※医療機関などでは「N95規格」以上のマスク(微粒子粉塵用マスクの規格)が主に発熱外来などで使用されています。
このマスクは0.3 ミクロン粒子を、少なくとも95%以上の捕集効率をもっているマスクですが、このマスクは正確に密着着用しないと不織布よりも効果が低くなりますので、密着着用できる方に向いています。

2)手洗い方法
◎石鹸で爪や指の間までしっかりとこすり洗いを行い(皮膚に付着したウイルス、細菌を除去するには、約15秒から20秒は必要です。)、流水でしっかりと洗い流してください。
◎石鹸と水が無い場合にはアルコールベースの手指消毒薬を使いましょう。
◎ふき取るタオル、ハンカチは洗濯済みのできるだけ清潔なものを使用してください。
(エアーブロー乾燥も有効です。)

手洗い方法その1
まず手指を流水でぬらす
手洗い方法その2
石鹸液を取り出す
 
手洗い方法その3
手の平をこすり、よく泡立てる
手洗い方法その4
手の甲をもう片方の手の平でこする
手洗い方法その5
指を組んで両手の指の間をこする
手洗い方法その6
親指をもう片方の手で包み、こする
手洗い方法その7
指先でもう片方の手の平をこする
手洗い方法その8
必要な場合は爪ブラシで指先をこする
手洗い方法その9
両手首まで丁寧にこする
手洗い方法その10
流水でよくすすぎ、
清潔なタオルで拭く
使用画像:© SARAYA CO.LTD

3)うがい
◎うがいはまず、水を口に含み、口唇(口)を閉じ、含みうがいをします。(15秒間強く)
◎次に、喉(のど)の奥まで、しっかりと水を含み、口蓋垂を振動させるように、「あががが・・」(原文通り:笑)と音が出るようにうがいをしてください。(1回15秒を数回)
※うがい自体はインフルエンザに対する感染予防効果は認められていませんが、喉を清潔に保ったり、乾燥を防いだりする効果はあります。
(ウイルスはのどに付着すれば数十分で粘膜細胞内に進入し感染が成立します。)

「日頃からの予防法」の基本として以下のことが最も大切です。
◎万が一、ウイルスが体内に入っても(感染しても)、発熱など発症しないように日頃から十分に体力保持と休養を取って、抵抗力をつけておくこと」が最も大切です。

「新型インフルエンザの感染が疑われるときは?」
◎通常のインフルエンザと同じく「咳、くしゃみ、頭痛、発熱、関節痛など」の症状が現れます。
◎感染を疑う場合には、まず、病院に行く前に最寄の「発熱相談センター」※印へ電話相談して、病院への受診の可否や対処方法等のアドバイスを受けてください。
厚労省ホームページ(都道府県による新型インフルエンザ相談窓口案内)
新型インフルエンザの厚労省電話相談窓口03-3501-9031(9時~21時土・日・祝含む)