| 埼玉県川越市の中学三年生、川口瑠美子さん(15)が今年1月17日、石川県輪島市の日本航空高校石川の推薦入試に向かう途中に起きた心温まる話をご紹介します。
瑠美子さんは入試のため、試験前日の16日に母と自宅を出発し、深夜に新幹線で新潟県のJR長岡駅まで着きました。
しかし、乗り換え予定だった夜行列車はなんと大雪で運休になっていたんです。
瑠美子さんは駅のホームで両手で顔を覆って泣きました。
しかし瑠美子さんの母は違いました。「絶対あきらめない」とつぶやき、ヒッチハイクを提案しました。
歩道は150センチも雪が積もっていた為、車道に出来た轍(わだち)の上を歩きました。
オレンジ色の傘を広げ大きく振りましたが、止まってくれる車はありません。
吹雪が強まり、数メートル先の母もかすんで見えなくなる中、二時間以上も掛けてガソリンスタンドにたどり着きました。
そこには1台だけ大型トラックが止まっていました。
一縷(いちる=かすか)な望みを胸に、運転手さんに頼んでみたところ、「金沢までなら」と快く引き受けてくれました。
雪の中をトラックが進む中、瑠美子さんが目を覚ますと空は白みかけていました。
金沢市が近づいて来た所で、運転手さんは「よし、輪島まで行っちゃる」と瑠美子さんを目的地まで運ぶ決心をしてくれたんです。
トラックは次々と先行車を追い抜き、集合時間ぎりぎりの10分前に到着しました。
運転手さんは「がんばれ」と励ましてくれました。
仕事上の理由もあったのでしょう、連絡先は教えてくれませんでした。
入試の作文の題材を見て瑠美子さんは驚きました。それは偶然にも「わたしが感動したこと」。
400字詰め原稿用紙1枚に、先程試験会場まで運んでくれた深夜のヒッチハイクの事と母への感謝の気持ちを綴(つづ)りました。
3日後、自宅に合格通知が届きました。高校はトラック運転手を何とか捜し出して連絡すると、瑠美子さんを送り届けた運転手さんは「ああ、良かった」と心から喜んでいる様子だったということです。
(以上2月12日付け中日新聞より抜粋編集)
この話は日本新聞協会の、読者から幸せな気持ちになった新聞記事とその理由を募った「HAPPY NEWS2009」に応募した愛知県豊田市の長谷川知子さん(35)が取り上げ、大賞に選ばれました。
長谷川さんは(この記事を)「読み終わるころには、涙と鼻水で顔面ぐちゃぐちゃに」と、中学1年の娘にも読ませて2人で感動を味わったということです。
「まだまだ世の中捨てたもんじゃないなぁ。」
と久しぶりに清清(すがすが)しい気分になりました。
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入試って時期をずらす事は出来ないものかと思ってしまいますが、
西日本でありながら入試の日って雪が降ったりと悪天候はつきも
のでして???
娘さんの気持ちが痛いほど伝わってきました(^_^;)
お母さんもこのトラックの運転手さんもすばらしいと思いましたが、
高校側もすごいなって思いました~。
入試としての作文なのに、この運転手さんを探し出し、生徒さんの
気持ちを伝えたのでしょうか? 教育現場もまだまだ捨てたもんで
はないと。。。。
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