たらい回し
2010年3月2日 | 政治と経済, 私は言いたい! | コメントする |
![]() 「田子の浦ゆ。打ち出でてみればま白にぞ、富士の高嶺に雪は降りける。」
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山部赤人(やまべのあかひと)の歌で知られる富士市の田子の浦をご存知ですか?この歌が「たらい回し」の題にどう繋がっているのかはなかなか想像できないと思います。今日は話が少しだけ長くなりますが、お付き合いの程お願いします。 ![]() 「たらい回し」というと、最近では米軍の沖縄基地の移転問題が思い浮かぶが、沖縄に住む当事者にとっては県外、或いは国外に移動してもらいたいというのが本音だと思う。 国防が絡むこの問題は一筋縄ではいかず、政府は5月までに結論を出すということで、決着を先送りしているに過ぎない。 これとは別に、病人や妊婦が救急車で、受け入れ先の病院が見つからず、というより受け入れ要請を拒否されたために症状の悪化、或いは死亡という最悪の結果を生じた問題があった。 これは、医者不足・病床不足が招いた医療体制の不備によるものだが、命を救いたいと思う医療従事者にとっては非常に辛い現実だと思う。 国民の命に直接関わる事だけに、政策としては当然優先順位の筆頭にしなければならず、先見の明がない政治家・国家による責任が大きいと思う。 少し前の話だが、日本の領海に韓国が廃棄物を海洋投棄した問題が取り上げられた。と同時に日本も廃棄物を海洋投棄していた事実も明らかになった。 この事実を知った時は「えっ、本当?!」と耳を疑いたくなったし、廃棄物処理が切迫している現実も突きつけられた。 国民投票したら、間違いなくこうした方策は却下されるだろうが、根本的な解決策を見出すまでには時間がかかる。 廃棄物の海洋投棄問題の情報に接した時に、かつて私が民放の記者をしていた時の事を思い出した。
少し上の年齢の方ならご存知かと思うが、富士市の田子の浦といえば、製紙カスによるヘドロで有名になった。⇒参考記事 私の記者時代(約19年前)にはヘドロも取り除かれ、ダイオキシンが含まれる浚渫土(しゅんせつど)の処理が問題になっていた。 当時は、北九州の響灘(ひびきなだ)に埋め立てるという案があり、「根本解決ではないし、果たして九州の住民はこの案が知らされているのか?そして受け入れるのか?」と憤った思いを鮮明に記憶している。役人同士の取引だけで方策が決められ、住民が知った時は後の祭りという事がよくあったからだ。 あなたは自分の家から出たゴミを他人の家の庭に埋められますか?その家が仮に許可したとしても、リサイクル(土に還る)できる状態でなければ、土壌汚染にも繋がり許されるものではない。 「自分の目の前からゴミがなくなればそれでいい」というのはエゴの極地だし、野蛮な発想だと糾弾せざるを得ない。 時間がかかっても根本解決できる方法をみんなで考える。その為に、まずは情報の透明化を図らなければならない。 知らなければ国民にとって不本意な政策がどんどん実行され、取り返しのつかない事が今も行われているかもしれないのだ。 『情報の透明化』
民主党を筆頭とする現政権には、少なくともこれだけは実行してもらいたい。
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