小噺「健康とニコチャン」 その三

・・・てなことでタバコのウンチクを少しやってみましたが、そういえば静岡市の両替町あたりは禁煙区域だそうですね。
 
子供が市議会に条例を提案したそうですけど情けないですね。子供が条例を提案するなんて大人は何をやってるんですかね?
 
それと静岡県のタクシー協会加盟社と個人タクシーは全部禁煙タクシーになりましたね。もういっそのことタバコ一箱千円くらいにすればいいんじゃないんですかね?
 
そしたら子供も吸えないしね。今のタバコ消費量が三分の一になっても税収は変わらないからその方がいいんじゃないかと思いますけどね。
 
今はいろいろ軽い種類の煙草がでてますけどニコチンとタールが軽くてもガンになる確率は余り変わらないそうです。ガンのことを気にするくらいなら吸わなきゃいいのに、林家三平さんみたいに「どうもスイマセン」って。
 
それが出来ないから少しでも軽いのを吸おうという人間の切なくて浅はかな思いが感じられますね。人ってのは生きたいと思うのに理屈に合わないことを平気でするんですよ。


日本の平均寿命は世界一なんですが、もう一つ大事な寿命がありましてこれを「健康寿命」というんだそうです。
 
「健康寿命」というのはその人が健康に生きている期間のことで、仮に平均寿命が80歳で、健康寿命が60歳ならあとの20年は不健康ということになります。
 
まあ稀に子供のとき不健康で二十歳まで病気だとすれば、後死ぬまでずっと健康ということになりますけど、そんな人はまずいません。
 
話は少し横道に反れますけど、この間私の紙切りの舞台でご夫婦でお見えになった方がいて、奥さんが龍を注文してくれたんですよ。
 
大変なんですけどね龍を切るのは細かくて・・・なぜかって聞いたらご主人が辰年だからっていうんです。
 
その時にお客さんに「龍と辰の違いが分かる人?」って聞いたら「字が違う」って答えてくれたんですけど、龍は山で千年暮らして海でもう千年暮らした後に空に舞っていくんです。
 
その時に珠玉を掴んで昇るんですね。その珠玉を掴んだ時に初めて龍から辰になれるんですよ。
 
下界で世の中が乱れてると神様が「治めてまいれ!」と命じてまた辰が地上に戻って龍になるんですけど、その龍を見た人は不死身になるといわれているから世の権力者が盛んに龍の絵を色んなところに描かせたそうです。
 
しかし不死身って言うのは読んで字のごとく死ななくなるんですよ。死ななくなったら困る事がいっぱいあるんです。
 
・・・まず子供が作れない。そうですよね死なないんだから子供作ると地球が人間で溢れるわけですよ。しかも爺婆(ジジババ)で一杯!
 
あと年金問題。どうするんですか定年した人ばかりになって稼ぎ手がいないんですから。
 
仕事の事もそう、それから保険やら教育やら問題だらけになりますよ!
 
会話もつまんないでしょうね。ろくすっぽ歩けない爺様が「やあ、この間百歳になったばかりでわしなんかまだヒヨッコですな。」とか「千歳おめでとうございます!今後の益々のご発展を祈念して、万歳(バンザーイ)!!」
 
・・・なんて、ほんとに一万歳まで生きるつもりですかね。
 
人間はお日様と共に起きて寝て、夜更かしもしないで、タバコもすわないで、野菜ばかり摂って、肉とか脂がのったおいしいものも食べないで、そういう生活を送れば元々二百歳生きる能力があるそうです。
 
心を鬼みたいにしてそう出来たら、本当につまんない人生が送れますよ、二百年も! 

その四に続く

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